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ギリシャ問題~ギリシャ新提案~チプラス首相は何を考えているのか

   

ギリシャ問題は進展に向かうのか?
 
15.5.14ギリシャ問題
 
財政危機に陥っているギリシャはEUからの金融支援を受けるための条件として求められていた財政改革案を9日夜(日本時間10日未明)、提出しました。
 
内容も伝わっています。
 
詳細は割愛しますが、EUが以前より求めていた緊縮策にある程度歩み寄った内容になっています。
 
例えば、付加価値税について、レストランなどへの課税を現行の13%から23%へ引き上げる案。
 
離島への軽減税率の見直しは、全廃とはいきませんでしたが、段階的に廃止する方向。
 
等々、ギリシャのチプラス首相はギリギリの交渉期限を前に譲歩する姿勢になったと言えます。
 
チプラス政権のギリシャにとって、資金の工面は最大かつ最重要の課題であり、そのことは今さら改めて確認するまでもないことでした。
 
チプラス首相
 
その資金調達について支援を行うEU側が求める要求を拒否する姿勢を取ってきた事実があります。
 
しかも、その延長線上で国民投票を行い、国民を反緊縮に誘導しました。
 
国民投票の結果は反緊縮が61%を締めることになりました。
 
その結果を踏まえて、ギリシャはEUと最終的な交渉をする。その交渉の条件としてギリシャチプラス政権が出した財政改革案は、EUに譲歩した形だった。
 
さて、この茶番とも言えるような、子供じみたとも言えるようなチプラス首相の本意はどこにあるのでしょうか。
 
もちろん、複雑な事情が見え隠れするということはあるでしょう。
 
ギリシャ問題というのは複数の国の軍事防衛までも背景に関わる複雑な問題をはらんでいます。
 
その時々の関係各国との流動的な調整も影響しているのかもしれません。
 
それにしても、EUに対して唾を吐き、国民を持ち上げたあとに落とすような対応で、再度EUに歩み寄ろうとする。
 
もちろん、最終的に資金を調達しなければ国の銀行が麻痺し、国内の経済が止まり、破たんするわけですから、資金調達のために最善の努力が必要です。
 
それが国の長である立場の使命ではないでしょうか。
 
ただ、そのことは今さら言うまでもないことで、1か月前も、1年前も、3年前でも同じはずです。
 
その中で、EU側の要求を拒否し、国民投票までやってのけ、その結果を反映させて交渉に臨むかと思えばそうでもない。
 
今の状況としては世界経済も一安心という落としどころは、最終的にギリシャのユーロ離脱回避というシナリオでしょう。
 
ただ、実際にユーロ離脱回避に向かったとして、ここまでのドタバタ劇を繰り広げたチプラス首相は対外的にも国民からも信用墜落ということになるのではないでしょうか。
 
そもそも、そういう人物に重要な財政問題を任せてしまった責任と言う面では、それも民意だったということになるかもしれませんが。

 

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