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話題のドーナツ戦争、敗者は誰だ?

      2015/07/07

ここ1~2年、ドーナツの話題が日に日にジワジワと広がってきています。

donat002今日(7月1日)のヤフーニュース記事の中にもドーナツ戦争ということで
競争が激化する内容がありました。

このドーナツですが、「今さら、なんでドーナツ?」と思う人も
実は多いのではないでしょうか。

実際これまで、正直“脇役”のイメージという人も多いかもしれません。

別のもので例えるなら
「あの人だれだっけ・・・あのドラマに出てる渋い脇役・・・
名前はちょっと思い出せないんだけど・・・いたよね?」という存在。

「ドーナツも、まあタマにはいいか」・・・というとドーナツ好きに怒られるかもしれませんが。

ミスタードーナツさんにも申し訳ないですが、
正直、スター性があるとはさすがに言えない商品ではないでしょうか。

ですが、そのドーナツが、ここにきてジワジワと日本人に浸透しはじめています。

コンビニエンスストアの躍進。お手頃な価格。ちょっとおやつ代わり。
セブンイレブンが力を入れて、他の大手も追随する構図。

ここ数年、入れたてコーヒーで躍進した流れで、
ドーナツへ広がりを見せ始めたということでしょう。

ここで、ドーナツといえば、元々はミスタードーナツさんだと思いますが、もう一つ、この名前をご存知でしょうか。

クリスピー_185236
2006年末にアメリカから日本に上陸したクリスピー・クリーム・ドーナツ。
その当時話題になり、新宿の1号店は物凄い行列になるほどの人気でした。

実際私も並びました(笑)

 

さて、にわかにドーナツ人気が広がり始めた今、そのクリスピー・クリーム・ドーナツはどうか?
ここに敗者のにおいが漂ってきたかもしれないので、記事にしてみました。

全体の動きはつかめないものの、5月頃に渋谷の店舗に行ったところ、お店の中は閑散としていました。
1号店の新宿店はどうか調査していませんが、少なくとも若者が集まる渋谷で、人が入らないという状況は、非常に厳しいと言わざるを得ません。

なぜ、コンビニ発ともいえる今のドーナツ人気に便乗できていないのか?

今回はこのクリスピー・クリーム・ドーナツが、敗者のにおいがプンプンしているわけです。

ズバリ、日本撤退もあるかも?

もちろん、クリスピー・クリーム・ドーナツは美味しいです。
オリジナルを初めて食べた時のあの感触。

ドーナツってこんなに美味しいものなんだ!?というのを教えてくれた商品です。

ただ、問題は価格設定かもしれません。

いかがでしょうか。
あなたはちょっとした休憩タイムに、
このドーナツをわざわざ選んでお金を払いたいでしょうか。

すでにデフレから脱却したと言われる日本ですが、
ドーナツに対して高級感を求めるほど日本人は裕福ではないでしょう。

ここで料金を整理します。

日本で元祖のような存在であるミスタードーナツほか、
コンビニ各社が力を入れているドーナツの料金は100円程度。

一方、クリスピー・クリーム・ドーナツは、
オリジナルと言われる定番商品は160円。
その他のメニューは200円前後から240円のものも。

コンビニ各社と競合するうえで、1.6倍から2倍の価格で勝負しているわけです。

日本の食生活の中で、脇役といえる位置にあるドーナツ。

コンビニやミスタードーナツに行けば100円程度で買える“お菓子”を、
2倍の料金設定で勝負して勝算はあるのか、ということになります。

もちろん、2倍の料金で自ら勝負に出たのではありませんから、
無謀な勝負に出たということではありません。

しかし、今やドーナツ戦争が広がりを見せる中、
これまでと変わらない価格でどこまで勝負できるのか。

食生活になくてはならない主要な食べ物ではなく
脇役のような存在のドーナツで、どういう差別化が出来るのか。

もう一つ販売戦略として、この会社に限った話ではないと思いますが、
目につくのは期間限定ドーナツ。

派手な見た目で様々なトッピングが目立ちます。

ただ、そういうものほど実際には味はそれほどでもありません。

トッピングの味のハーモニーも計算されつくされていない“見た目重視”

しかも、ドーナツの本体そのものも、
オリジナルのほうが断然美味しいと言わざるを得ないもの。

会社としては、ライバルとの競争に勝とうとして知恵を絞り、
新商品や限定商品を開発して頑張っていますが、
価格設定が高めになるそのような商品であれば、
逆に客離れにつながる可能性さえあるということに気づかなければいけません。

クリスピー・クリーム・ドーナツは、オリジナルが最も美味しいのです。

そのイチ押し商品を全面に出して戦うならまだしも、
見た目や限定性を全面に高価格設定で頑張ろうとする姿勢が今後も続くとなれば、
いよいよクリスピー・クリーム・ドーナツで買う価値がないということになりかねません。

味の差別化が出来ないのであれば価格勝負になるのは世の常。

それを含めて頑張っても集客できない構図が出来上がるのであれば、
その先には撤退も十分あるというのが自然の流れではないでしょうか。

ドーナツ戦争の敗者は果たして?

この戦いは数年先に結果が分かるかもしれません。

ただもし、先の見える経営者なら、
年内撤退があっても不思議ではないことでしょう。

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